
邪恋の爪痕と片恋の彼
第6章 戻らない日常
「ん――――…ん…?境井…さ…ん?」
「おはよう…って、もう昼だけどな…」
眩しそうに目をシパシパさせながら頬笑む真壁に…昨日の色気を感じドキリとするが…多少の免疫がついたのか…流せるようになった。
「コーヒー…飲むか?」
視線を外しキッチンに向かおうとする俺に真壁は「飲みます」と、返事をする。
ゴソゴソとシーツの擦れる音…が聞こえる…///…あんな事をした次の日って…やっぱり恥ずかしいが先立ち…顔が見られない。
俺は、電気ケトルにスイッチ入れて浴室に向かった。
身体がベタベタだ――――…ローションのせいか?
床に転がっていたローションの中身が半分無くなっていたが、いつ使ったか覚えていない…。
やけにヌチャヌチャしていた…///入り口の抵抗がなくて…///き、気持ち良かった……気がする…
