
邪恋の爪痕と片恋の彼
第7章 殻への興味
「///あっ、あ――――…まっ…あっ、んん!あっ!激――――しぃ!」
――――ズチュっ!ズッ――――ズッ!
「ほら――――セン…赤ワイン…口開けろ」
「///無理――――あっ、あっ…無理…」
トモさんの店のスタッフルームで、淫らに絡み合う俺たち…。
酒を飲みながら、見つめ合えば…こうなるって分かってた癖に…。
なんとなく…こんな事になるのは予想していた…癖に。
トモさんの攻めに…抵抗する自分がいる。
トモさんとは…随分長くセフレをしていた…と、言うか…付き合っていた。
俺がこの世界でネコとして開花させたのは…この人だ…。
若かった…大学入ってすぐ――――…上京して…駆け込んだゲイbarにいたトモさん…。
「お前、なれてねぇだろ?」と、声をかけられ―――…そのまま…関係を持った。
何度も何度も…俺はトモさんと身体を重ねて…
男同士のセックスを楽しむ事が出来るようになった。
