テキストサイズ

邪恋の爪痕と片恋の彼

第8章 知らない自分


「……俺――――この仕事興味があって、好きで入ったんです…

でも、今回の仕事は――――――――精神的に…キツかったです。一歩間違ったら…嫌いになってました……」



「――――え?…嫌いに……って…真壁?」



俺は顔の見えない真壁が心配になる……。


「お、お前は―――…ちゃんと仕事してたぞ?完璧だったし…前評判のいい広告だって作ってたぞ?」


「それでも――――――――…です…」



何に自信がなくてそんなことを言っているのか分からず俺は真壁の仕事に落ち度はないことを伝えた――――…


だが、真壁の表情は俺には見えず――――…



真壁の言っていることが分からない…。








ストーリーメニュー

TOPTOPへ