
邪恋の爪痕と片恋の彼
第8章 知らない自分
一昨日は……
あれ――――…?
あれ?
ゼリー――――――――…
そうだ、ゼリーをコンビニで買って…
あれ?それは…5日前の…?
あれ?
「思い出せないんでしょ?――――それに、ここ数日…ちゃんと寝れてないんじゃないですか?――――境井さん…貴方は俳優にでもなった方が…よかったんじゃないですか?
分からなかった――――…貴方が倒れるまで…分からなかった!
目のクマや――――…顔色さえ…周りにも気がつかせないなんて…あんたは…バケモンだよ!」
真壁は俺をに睨むと――――…入院服の前をガバッとひんむいた!
「///なっ!やめ――――――――え?」
入院服を開かれ自分の半裸に赤面するところが――――…自分の体に唖然とする…
ない――――…のである…腹が…ない?
無いと言うのはおかしな表現だが、少し痩せた?と言うレベルではないほどに…あばら骨が目立つ…いかにも絶食を続けていた人間の体に見えた!
「は?――――え?俺の…身体…え?」
「いったい…いつから…食べれてないんですか?」
