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「俺は――――“好きだから知りたい”って思いましたよ？

ま――――…最初は…“視界に入った”からでしたけどね」



――――視界に入った？俺が？


「“好き”じゃ…なくないか？」


「今は…好きですよ。愛してる――――と、言っても過言でないくらい…」


「大袈裟だな…」


真壁はさっきとまるで違う瞳で俺を見つめる。


「――――野田さんに恋してる…境井さんを見つけて…目が離せなくなったんですよ…俺…」



「///は……嘘――――…バレてた？」



俺は体が冷えるのを感じた……


「バレてないです…気がついたの俺だけだと思いますから。境井さん…隠すの上手ですから、さすがに几帳面」


「///…でも――――お前には…バレた…」



「俺は…特別ですよ――――…」



そう言うと…真壁は柔らかく笑った。



「///お前――――モテるんだから…男に走らなくてもいいだろ？世の中の女子が泣くぞ？」


「――――別に…泣いてもいい…俺は女には興味ないので……つ～か、まだ気がつきませんか？俺が、ガッチガチの“ゲイ”だってことに…」






――――ガッチ…ガチの…ゲイ……？




「鈍感にも、ほどがありますね…」