
邪恋の爪痕と片恋の彼
第11章 思春期物語
彼の手が――――…
彼の瞳が――――…
彼の足が――――…
彼の声が――――…
彼の…唇が――――…
彼の…胸が――――…
彼の…アソコが――――…
【触れてみたい――――…】
そう、思うと嫌なのに…俺のアソコは大きく反応して…経験したことのない違和感を感じた――――…
怖かった――――…。
そんな…不安な小学生時代を過ごしていた――――…
そして、俺はその不安を抱えたまま…中学に上がり…
“憧れ”の対象が変わってもモヤモヤや違和感を抱え…
自分は普通じゃないのかも…と、思いはじめた。
しかき、自分の性のベクトルが…普通じゃないと…疑いながらも…
深くは調べられなでいた…
調べたら…いけない気がして――――怖かった。
