
邪恋の爪痕と片恋の彼
第13章 けじめと荒療治
「///ま――――…マジで?」
「///た…多分だ!多分――――!」
俺はビニール袋にペアグラスを入れクッションの上に置いた!
「明日は燃えないゴミの日だからそのまま…捨てれるように…袋の中で壊すぞ!うるさいとご近所迷惑だから…クッション台に――――…えっと、何で壊す?」
「あっ、金づち?いやいや、もってねぇ~し…あっ、フライパンなんてどうですか?」
キッチンに行くと真壁はフライパンを片手にもっどってきた!
「おお――――…それでやってみるか?」
俺たちはペアグラスに向き合うと…一緒にフライパンの取手の部分を持ち、袋に入ったペアグラスに振り下ろした!
――――ガッシャッッンンンン!
結婚式のケーキ入刀さながらのフライパンの振り下ろしは、見事にペアグラスにヒットし砕ける音が部屋中に響いた!
クッションがなかったらもっと響いたかもしれないが…豪快に砕ける音がした!
