
邪恋の爪痕と片恋の彼
第5章 残りカスの薫り
「プッ――――…ハハハハ!トイレって…」
俺は、予想外の答えに笑ってしまった。
「///な、なんか…そう言う場所が、清潔じゃないと……テンション下がるだろ?宅飲みだと…トイレの回数多いだろうし…」
俺は、境井さんの気の使う場所の選択に嬉しくもあり、斬新で笑ってしまう!
「そんなに笑うな!それと、酒――――早く冷蔵庫に!後――――旨いつまみ頼むぞ!」
「///ハハハハ了解です!先にシャワー浴びちゃいますか?サッパリしてから飲むのがベストじゃないですか?」
「そうだな――――じゃぁ、先に」
境井さんはそう言うとスーツを脱ぎ、着替えをカラーボックスから取り出し浴室に向かった。
「///なんか――――…同棲っぽいなぁ…ヘヘヘ」
