テキストサイズ

邪恋の爪痕と片恋の彼

第5章 残りカスの薫り


「しかし、プレゼントってこの旨い料理のことだったのか?最近、ろくな食事してなかったから助かったよ」


境井さんは嬉しそうにビールを飲むと、サラダを食べる。


「料理も食べてほしかったのもありますが、違いますよ――――プレゼントはコレ」


俺は、境井さんの隣に置いてあった自分の鞄を取るために場所を移動し…さりげなく境井さんの横をキープする。


「――――ん?何…それ…」


「この部屋に無かったから…買ってきました。ローションとコンドーム」


鞄から取り出したローションの容器に境井さんの目が釘付けになると…徐々に目が見開いていく!


「///ロ…ローション?!…お…え?お…お前――――!」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ