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邪恋の爪痕と片恋の彼

第5章 残りカスの薫り


「フフ…境井さん――――上手に俺の指をしゃぶりますね?美味しいですか?」


「///――――う…ん、」


耳まで真っ赤にして…俺の煽り言葉に目をギュッと閉じる。


――――チュッ…チュプ、レチュレチュ…


一旦、恥ずかしさで口の動きは止まったが、俺が舌を指で挟むと「ふっぁ!」と、ぎこちなく動き出す。


「境井さん――――可愛い」


「///へんな…こと…言うな…」


唾液でしっとりした俺の指を口から出すと…境井さんは名残惜しそうに…トロンとした視線で見つめる。


――――可愛いでしょ?///この…顔は!?


鏡で見せてやりたい…このエロい顔を……


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