菜摘と瑠花の日常♪
第4章 修学旅行2日目
朝。
菜摘がむにゃむにゃ、と起きるといつもと違う天井。
そして横で眠っているのは可愛い瑠花。
そうだ…修学旅行だった…(笑)
時間を見ると6時。
朝食の時間は…7時!?
1時間しかないことに驚き、急いで瑠花を起こそうとする。
が、瑠花の寝顔があまりに可愛くて、起こしたくなくなってしまう。
そんな気持ちを払拭し、耳元で優しく声をかけてあげる。
「瑠花、朝だよ…」
「ん…っ」
瑠花は首をすくめながらもゆっくりと目を覚ました。
「菜摘…?」
「おはよ」
「おはよ…」
目を擦りながら起きる姿は可愛すぎてもはや罪だ!と菜摘は1人で葛藤(笑)
2人部屋で良かった…とつくづく思う菜摘をよそに、瑠花はまた眠ろうとしている。
「ちょっ、瑠花、
寝ちゃダメだって!」
「まだ眠い…」
わかるけど…
仕方ない、これで起こしてあげよう。
菜摘は眠りかけの瑠花の横でニヤリと笑った。