
菜摘と瑠花の日常♪
第4章 修学旅行2日目
集合場所にはすでにほとんどの生徒が来ていて、それぞれ乗り込むバスを待っている。
菜摘と瑠花もクラスの塊の中に入り、バスを待つ。
少しすると、すぐにバスがやってきて、そのバスに乗り込み、今日は神奈川県に向かう。
神奈川までの道のりはなかなか長く、寝てしまう生徒が半数以上だった。
その中で、菜摘と瑠花は後ろから2番目の席に2人で並んで車窓を眺める。
「ねぇ、瑠花」
菜摘はバスの静かな空気を読んで、少し声を抑えて話しかけてきた。
「なに?」
「今日横浜じゃん?
横浜って、景色いいんだよね?」
「たぶんそうだね!」
「あー、もうすごい楽しみ!
夜景とか、一緒に見ようね?」
「もちろんだよ!
菜摘と以外、見たくない…し…///」
「…っ、
もう、瑠花可愛い!」
菜摘は狭いバスの席にもかかわらず、瑠花に抱きつく。
「わぁっ、もう危ないよー」
そんな風にこっそりラブラブしているうちに、バスは横浜に着いた。
