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菜摘と瑠花の日常♪

第4章 修学旅行2日目



「ん…?」

「ごめん菜摘」

そう、そこには美佳と花菜ちゃんが小さくなって隠れていた。

「あ!美佳…花菜ちゃんも…」

「ごめんね、菜摘。
舞ちゃん昨日からずっと一緒で、私たち全然2人きりの時間がなくて、もう私も花菜も我慢の限界でさ…」

美佳は困ったように笑っている。

そりゃあ、大事な修学旅行中にずっと舞ちゃんがついていたら2人もラブラブする暇さえないだろう。

「そっか…
あいにく今私の瑠花を拘束されてるんだけどね…」

「ごめんね菜摘ちゃん…」

花菜ちゃんは本当に困った顔をして、もう美佳との時間を奪われたくないという感じが伝わってくる。

あ、瑠花と舞ちゃんの姿がだいぶ遠くに…やばい。

「まあ、とりあえず今は何とかするから、2人で仲良くしてて」

「ありがとう菜摘!」
「ありがとう菜摘ちゃん!」

そう笑顔で言う2人を置いて瑠花のところに追いつくために走った。

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