菜摘と瑠花の日常♪
第4章 修学旅行2日目
瑠花は慣れない手つきで菜摘のパジャマのボタンを1つずつ外していく。
外しきってそっと胸元が見えるように開けば、旅行前の買い物で買ったレースのついた小花柄の可愛いブラ。
「可愛い…」
瑠花は小声で呟いたあと、恐る恐る揉み始めた。
「ん…」
瑠花が声を漏らした菜摘の方をちらっと見れば、菜摘は固い表情でぐっと目を閉じている。
そんな菜摘の表情に、瑠花は思わず心配になり胸を揉む手を止める。
「菜摘…?
嫌だった…?」
「嫌…じゃない…恥ずかしい…」
きゅっと目を閉じたまま、瑠花に聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で菜摘が呟いた言葉は、それでも瑠花に届いた。
「目、開けて…?
菜摘が見ててくれなきゃ…私不安…」
瑠花もまた呟くように言えば、菜摘に届いたようで、菜摘は真っ赤な顔で潤んでいる目をゆっくり開けた。
「菜摘、ありがとう」