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甘ったるくカクテルキス~お酒とオールバックシリーズ①~

第3章 第3酒 -日本酒の味-

「混浴

行くぞ」

俺は
断る間も与えずに

さっきのキスと
その続きを取り返すべく
混浴の温泉へと連れ出した

下心満載の俺は
きっと気持ちの悪い
笑みを浮かべていたことだろう...


運良く
貸し切り状態にあったそこは

硫黄の匂いと
湯煙に包まれ

絶景が眺める
露天風呂だった。

「綺麗...」

さっきまで
あんなに恥ずかがっていたのに

未亜は
すっかり
景色の美しさと
温泉の気持ちよさに
心を奪われている様子だった。

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