甘ったるくカクテルキス~お酒とオールバックシリーズ①~
第1章 第1酒 -赤ワインの味-
「付き合ってる人いないんだろ?
じゃぁ、お試しでもいいから
俺と付き合おうよ!」
「もう!何回、同じこと言うんですか!
私、好きな人がいるんです
その人以外、駄目なんです」
「今日もダメかぁ...
来週も口説くから
いつか落ちてよね!」
「ふふふ
勇気さんって、本当にめげないですよね
そのメンタル尊敬します!笑」
「だろ~
そーやって
ちょっとずつ好きにさせる作戦!」
「好きではないです」
「未亜ちゃん、きっついなぁー」
二人の会話に聞き耳を立てながら
未亜が即答で
キッパリ断っていることに
安堵しつつ
楽しそうに笑って
話していることに無性に腹が立つ
俺以外を見るな。
そんなこと
思うなんて
夜の男失格だな...
心の中で自分を嘲笑った。
じゃぁ、お試しでもいいから
俺と付き合おうよ!」
「もう!何回、同じこと言うんですか!
私、好きな人がいるんです
その人以外、駄目なんです」
「今日もダメかぁ...
来週も口説くから
いつか落ちてよね!」
「ふふふ
勇気さんって、本当にめげないですよね
そのメンタル尊敬します!笑」
「だろ~
そーやって
ちょっとずつ好きにさせる作戦!」
「好きではないです」
「未亜ちゃん、きっついなぁー」
二人の会話に聞き耳を立てながら
未亜が即答で
キッパリ断っていることに
安堵しつつ
楽しそうに笑って
話していることに無性に腹が立つ
俺以外を見るな。
そんなこと
思うなんて
夜の男失格だな...
心の中で自分を嘲笑った。