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星の君と氷の私

第2章 2

もう1個のお願い?

それってなんだろう…

「順番が逆になっちゃったけど…私と友達になってください…!」

俯いて小さい声で緊張してるのが伝わってきた

だけどしっかりも私に伝えてきてくれて

私も…どうしてなのかは分からない

けど、西条さんならいいって思い始めた

だから…

「こんな私で良ければ…」

「良かったー!! めっちゃ緊張したー」

「私も緊張した…」

「雫でも緊張するんだ笑 一緒だね!」

「心…が急に友達なってくださいって言うから…」

「雫さん、今心って…!! 聞いた?駿さん」

「聞きましたよ!心さん」

なんか2人が感動してる?

なんかよくわかんないけど

とりあえずほっとくことにした

そうこうしているうちにもう夕方になっていて

2人が来てくれたのはお昼ぐらいだった

理由を聞いたら今日は午前授業で終わりって

長い時間ずっと喋っていたんだなって思う

「あ、そろそろバイトだから帰らないと!」

心の声で今日は解散ってことになった

「雫、明日は学校くる?」

「うん、行くよ。」

「そっか、また明日ね!」

心は私の家からバイト先に向かった

相田くんも帰ると思って見守っていたらなかなか帰らない

え?なんで?

沈黙が2人の間に続いてる

えーと、ちょっと気まずいな

沈黙を破ろうとしたら、先に破ったのは相田くんだった

「本当は体調が悪くて休んだんじゃないんだろ?」

「っ…」

なんで、それを知って…

どうして分かったの…

「見てればわかるよ。くそほど元気じゃん。
昨日のことが原因かなって思って」

黙ることしか出来なかった

「俺今日泊まるわ」

「え!?」

さっき3人でいた部屋に戻っていった相田くん

え、え、どーいうこと?

泊まるって何?

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