テキストサイズ

星の君と氷の私

第6章 6

朝なんとか駿が起きる前に腕から抜け出してリビングに逃げた

朝ごはんのお手伝いをしていると司のお父さん、駿がリビングに来て朝ごはんを食べることにした

食べ終わって片付けもして、今は出かける準備をしている

元々2日間だけいるって決めてたし

それに…次の行動プランをもう決めていた

駿には一切伝えてませんけど笑

「お世話になりました」

「またいつでも帰っておいでね。待ってるから」

「うん、ありがとう」

私たちは司のお家を後にした

そしてとある場所に向かっています

司のお家からは少しあるけど、そんなに距離は遠くないはず

引っ越してないといいけどな…

「そろそろどこ行くか教えてくれても良くね?」

「んー?やだ」

「は?なんでだよ笑」

駿の他愛もない話をしながら目的の場所にあと少しで着こうとしていた

心の準備は着いてからしようって思ってた

けど…早めにしておけばよかったって後悔した

だって…「雫?」

声をがした方を見なくても誰だかわかった

私の…1番の親友…

私はゆっくりと振り返った

「真子…」

「雫…久しぶりだね」

あのときと…何も変わっていなかった

でも1つだけ変わったことがあって

私と真子の間に気まずい雰囲気がずっと流れていた

あー、どうしたらいいんだろう

私、真子といつもどうやって話していたんだろう

すると真子から話してくれた

「あれから、連絡したんだけど…全然返信帰ってこなくて心配した」

「ごめん…携帯変えたからさ」

「そっか…」

せっかく真子から話を振ってくれたのに会話が終わりました

会話が続かない。私たち親友だったのに…

「あーもう見てられん!」

ずっと黙って聞いていた駿が口を開いた

「初めまして。雫のクラスメイトの相田 駿です。今日は真子さんに聞きたいことがあって来たんだけど時間大丈夫?」

駿がここで助け舟をだしてくれた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ