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死んでも愛して

第8章 ハチゾン

赤と黒の配色。

丸い回転ベッド。

天井にもミラー。

ザ、ラブホテル。

浴室に繋がるスペースに、磔台が備えてあって、彼女はそこに繋がれていた。

「う、あ…っ?なんで…?なんでゾンビがっ!?ああ…食べないで…食べないで…食べないで…っ!」

女は俺の姿を見るなり、懇願し始めた。

女は裸で、両手、両足を磔台に縛られて、身動きできなかったが、身体は五体揃っていて、なにより生きていたのだった。







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