ブラコンですが、なにか?
第9章 Be loved by Jun①
「ぅ…ん」
目が覚めて時計を見ると、15時過ぎ。
ヤバい、寝過ぎた。
でも、疲れが取れてスッキリしている。
そして目の前には、まだ夢の中の潤。
普段はしっかり者で弟ってことを忘れるけど、寝顔だけは天使みたいで可愛いんだよな。
まだ起きそうになかったので、そっとベッドから出てキッチンへと向かう。
冷蔵庫を開けると、頼んでおいた食材がちゃんと入っていた。
よし、やるぞ!
腕を捲り、エプロンをつけて気合を入れると夕食の準備を始めた。
普段は忙しくて揚げ物が出来ないから、この日ばかりはと大量に作る。
潤の好きなカニクリームコロッケ。
智にぃの好きなカキフライ。
雅にぃの好きなから揚げ。
翔にぃは揚げ物じゃなくて貝の刺身。
きっとビールが進むだろうな。
「ふぅー、出来た」
「うわぁ、うまそぉ……あちっ!」
揚げ物の熱さでかいた汗を拭っていると後ろから手が伸びて来て、出来立てのから揚げが雅にぃの口に入る。
「うんめぇ。やっぱ和也のから揚げ、サイコー!」
「和也、あとの盛り付けは雅紀とやっておくから風呂入ってきな」
大量の揚げ物で汗だくになった俺に嬉しい言葉を智にぃがかけてくれた。
「じゃあ、お願いするね?」
「風呂あがったら、潤起こしてきて」
「はーい」
俺は急いで風呂に向かい、汗を流してサッパリした。
コンコン…
「潤、起きてー?」
「ぅ…ん」
頭をポリポリ掻きつつ、ベッドから身体を起き上がらせる。
「ご飯できたよ?でも、その前に風呂はいいた方がいいかも」
潤に近づくと、寝癖爆発の髪をくしゃっと撫でた。
「止めろって!」
その手を引っ張って俺を引き寄せた。
「風呂入った?」
クンクンと首筋の匂いを嗅いできた。
「汗だくだったから智にぃが入って来いって」
「ふーん、そっか。じゃあ、俺も入ってこよっと!」
「あ、うん……いってらっしゃーい」
寝起きの悪い潤が珍しく、上機嫌で鼻歌を歌いながら風呂へと向かった。
目が覚めて時計を見ると、15時過ぎ。
ヤバい、寝過ぎた。
でも、疲れが取れてスッキリしている。
そして目の前には、まだ夢の中の潤。
普段はしっかり者で弟ってことを忘れるけど、寝顔だけは天使みたいで可愛いんだよな。
まだ起きそうになかったので、そっとベッドから出てキッチンへと向かう。
冷蔵庫を開けると、頼んでおいた食材がちゃんと入っていた。
よし、やるぞ!
腕を捲り、エプロンをつけて気合を入れると夕食の準備を始めた。
普段は忙しくて揚げ物が出来ないから、この日ばかりはと大量に作る。
潤の好きなカニクリームコロッケ。
智にぃの好きなカキフライ。
雅にぃの好きなから揚げ。
翔にぃは揚げ物じゃなくて貝の刺身。
きっとビールが進むだろうな。
「ふぅー、出来た」
「うわぁ、うまそぉ……あちっ!」
揚げ物の熱さでかいた汗を拭っていると後ろから手が伸びて来て、出来立てのから揚げが雅にぃの口に入る。
「うんめぇ。やっぱ和也のから揚げ、サイコー!」
「和也、あとの盛り付けは雅紀とやっておくから風呂入ってきな」
大量の揚げ物で汗だくになった俺に嬉しい言葉を智にぃがかけてくれた。
「じゃあ、お願いするね?」
「風呂あがったら、潤起こしてきて」
「はーい」
俺は急いで風呂に向かい、汗を流してサッパリした。
コンコン…
「潤、起きてー?」
「ぅ…ん」
頭をポリポリ掻きつつ、ベッドから身体を起き上がらせる。
「ご飯できたよ?でも、その前に風呂はいいた方がいいかも」
潤に近づくと、寝癖爆発の髪をくしゃっと撫でた。
「止めろって!」
その手を引っ張って俺を引き寄せた。
「風呂入った?」
クンクンと首筋の匂いを嗅いできた。
「汗だくだったから智にぃが入って来いって」
「ふーん、そっか。じゃあ、俺も入ってこよっと!」
「あ、うん……いってらっしゃーい」
寝起きの悪い潤が珍しく、上機嫌で鼻歌を歌いながら風呂へと向かった。