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ブラコンですが、なにか?

第9章 Be loved by Jun①

「見てみな?」

トントンと指で触れた先に目をやると、小さな赤い痕があった。

「ちょっ……潤!」

「大丈夫。隠れる位置だけど……にぃ達に見つかったらヤバいかもな」

口を手で押さえてニヤニヤ笑ってる。


ヤバいよ。

ヤバいに決まってるじゃん。


でも……ちょっと嬉しい自分がいた。


「今日だけは俺のモノって証」

その赤い痕を愛おしそうに指で撫でた。

「今日はたっぷり愛してあげる」

ゆっくりと俺をベッドに倒すと、『愛してあげる』といった唇がそれを実行する様に身体にキスを落とす。

「んっ、ふ…あっ、やっ…」


気持ちいい。

けど、もっといい場所には触れてくれない。


「ねぇ……んっ、じゅ…ん」

「ん?どうした?」

覗き込む潤に必死で目で訴えた。


触れて……って。


「ホント、和也はズルいよ。そんな顔されたら断れないよ」

「やぁぁ…っ」

触れてと主張する様に尖った飾りをグリっと腹の指で弄ぶ。

我慢していた分、一気に押し寄せた快感に背中を反らせる。


まるで身体がもっとと催促している様に。


「もっと……だよな?」

反対の飾りに口づけると、舌先で尖った部分を転がしていく。

「んあっ、やぁっ……待って」

「待たないし、待てない」

「ああっ!」

潤の手が快楽を溜め込むように反応する、俺のモノを握り込んだ。

そして自ら出した先走りで、潤の手の動きを滑らかにしていく。

「やぁ…ぁっ、じゅ…んっ、ダメッ!」

俺はいとも簡単に熱を潤の手に吐き出した。

「いつもより……早いね?」

脱力感に襲われ、もはや反論さえもできない。

「でもまだまだだよ?」

その言葉にゆっくりと目を開けると、俺の吐き出した熱を纏った指をねっとりと舐める潤が見えた。


その姿にまた熱が身体に溜まっていった。

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