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ブラコンですが、なにか?

第10章 Be loved by Masaki①

力なく投げ出した足を雅紀にぃが押し広げる。

「いくよ?」

「まっ、待って……イったば、ああっ!」

俺の制止など聞くはずなく、雅紀にぃのモノが一気に中に入ってきた。

「無理、動くからね」

そう断言されると、ガツンガツン腰をぶつけてくる。

「あっ、んっ…やっ、雅紀にぃ」

途切れ途切れに雅紀にぃを呼ぶと、身を乗り出して顔にキスを落としてくれる。

「気持ちいい……和也?」

俺はコクコクと頷いた。

「ちゃんと言って?気持ちいいって」

俺を言葉を促すように、雅紀にぃのモノがいい場所を擦る。

「ああっ…いいっ、気持ち……いいっ!」

「俺も……気持ちいいよ」

ギュッと抱き寄せ密着するから、上を向く俺のモノが雅紀にぃの腹に擦れて快感を倍増させた。

「やっ、もう……ダメっ、イくっ!」

「ちょ…っ、あんま締め付けんな……くっ」

ほぼ同時に俺たちは熱を吐き出した。


力の入らない身体で酸素を必死に取り込み、息を整えていく。

落ち着いてからゆっくり瞼をを開けると、俺を見つめる雅紀にぃと目が合った。


その瞬間、俺の中にある雅紀にぃのモノがドクンと波打ち、質量が増したのが伝わった。


えっ?

嘘でしょ?


「ふふっ、気が付いた?」

ニヤリと笑う雅にぃの姿に、身体が反射的に逃げようとする。

「まっ、待って!無理だって!」

「だーめ、いくよ?」

「やあっ、深い…っ」

腰を掴まれると、そのまま身体を起される。

「止める?」

こんな時だけしゅんとした顔をしながら、俺を見上げる。


演技だってわかってるけど、雅紀にぃにはどんな時も笑っててほしい。


俺は雅紀にぃの頬を手で包むと、チュッとキスを落とした。


これが……答えだよ?


「そうこなくっちゃ!」


ほくそ笑む雅にぃを見て嬉しかったのはほんの一瞬。

雅紀にぃはそれから容赦なく、俺の身体を揺さぶり続けた。


体力……マジ、ハンパない。


何度かの熱を中に感じたと同時に、久しぶりに深い眠りへと落ちていった。

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