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ブラコンですが、なにか?

第11章 Be loved by Sho①

翔にぃに抱き上げられ、少し乱暴にベッドに寝かされる。

「あーもう、邪魔だな」

「うわっ、ちょっ…待って!」

言葉では抵抗するものの、翔にぃにあっという間に服を剥ぎ取られる。

そして翔にぃも着ている服を脱ぎ捨て、互いに生まれたままの姿になる。


「和也」

俺を見下げる翔にぃの手がさっきとは違って優しく頬を包んだ。


その途端に抵抗の言葉は出なくなる。

その途端に翔にぃが恋しくなる。


でも翔にぃの手は俺から離れていく。


「翔…にぃ?」

さっきまで俊敏な動きだったのに、今は俺の身体を舐め回すように見つめる。


触れられていないのに……

身体がどんどん熱くなってくる。


「なに?見られてるだけで、興奮してるの?」

「んぁ…っ」

耳元から脳内へ伝わる翔にぃの声と、俺のモノに与えられた刺激に身体が震えた。

「和也、ちゃんと見てごらん」

その言葉に俺は首をブンブン横に振る。

「見なきゃ、止めちゃうよ?」

「やぁぁ…っ」

そう言って俺のモノを数回扱いた。

「どうするの?」

翔にぃの悪魔の囁きが俺の身体を動かす。

吐き出せない快感の火種が残る身体に、俺は翔にぃの言葉に従うしかなかった。

上半身を肘で支えつつ起き上がると、目に入る俺のモノは天を仰ぎ、はしたなく先走りを垂らしていた。

「これ、触る前からだよ?」

「やぁん…っ」

ツンと俺のモノの先を指で弾く。

「どうして欲しい?」


そんなの……決まってる。


ジッと目を見て訴えるけど、やっぱり翔にぃは首を傾げて素知らぬふり。


「お願い……触って?」

「触るだけ?」

優しく翔にぃの手が俺のモノを包む。

「んっ、嫌だ……イかせて?」

「よく言えました。お望み通り……イカせてやるよ」

グッと俺を抱き寄せ、密着する肌と肌。


けど、それだけじゃない。


同じ様に天を仰ぐ翔にぃのモノが、ひとつの手によって包まれて密着した。

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