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ブラコンですが、なにか?

第11章 Be loved by Sho①

「あっ…」

その瞬間、物足りなくなった俺の中が翔にぃのモノでまた満たされた。

「もう……知らないからな」

心配するような言葉をかけるけど、翔にぃの顔は嬉しそうにほくそ笑んでいた。

「おいで?和也」

「んあ…っ」

伸ばした手をグッと引っ張り、身体を起き上がらせ抱き寄せると翔にぃのモノが奥へと突き刺さる。

「締めつきすぎだって」

珍しく翔にぃの焦った声が聞こえた。


無意識だけど……

自分がさせてるんだって思うと嬉しい。


「翔にぃ」

「どうした?」

俺を見上げる翔にぃは、何かに耐えるように苦笑いを浮かべていた。


俺から……したいな。


翔にぃ頬を包み、自分から唇を重ねた。

開けてくれた隙間から舌を入れると、待ち受けていた翔にぃの舌を絡めとる。

合間に聞こえる翔にぃの吐息。

それをもっと聞きたくて、自ら腰をゆるゆると前後に動かす。

「積極的だね。でも……物足りないんでしょ?」


翔にぃの言う通り、自身でもたらす快感には限界がある。


だから『もっと欲しい』と、身体が翔にぃを求める。


「うん……もっと、ちょうだい?」

「たくさん感じろよ」

グッと腰を掴むと、下から思いきり突き上げる。

「やぁっ、んっ…激しいっ」

浮き上がった身体が重力で下がると、待ち受けてる翔にぃのモノを一気に深く飲み込む。

「あぁっ、翔…にぃ、んっ」

「和也…っ」


翔にぃの全てと繋がりたい。


顔を上げた翔にぃの唇を塞ぐ。

でも激しい腰の動きに、唇が離れる。

「んあっ、翔にぃ……ヤダっ」

何度も何度も唇を重ねた。

「やぁっ、翔にぃ、もう……」

「俺も……一緒に、なっ?」

隙間もないくらいに抱き寄せられると、2人の腹の間にある俺のモノが擦られる。

「ああっ、ダメ…っ、イくっ!」

「俺も……くっ!」

力の抜けた身体を翔にぃに預け、顔を首に埋めてゆっくりと瞼を閉じた。

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