太郎くんとエッチな災難
第11章 えっちなパーティ
不安を抱えながら週末を迎えた。
康太と待ち合わせをして笹木君の家へと向かった。
笹木君の家はすごく豪邸だった。
「本当…アイツの家すごいな」
「ね!ってか、パーティってどういう感じか聞いてる?」
「いや?まぁ、酒とか出る感じじゃね?…薬とか危なそうな事始まったら帰ろうな?」
「うん…そんな事ないとは思うけど分からないもんね」
「…一応カップルの集まりらしいから手繋いで行こうか」
「う、うん!」
康太はそう言うと私の手を掴んで笹木君の家の敷地へと入った。
初めて手繋いだ…
そんな事で感動してしまった。
笹木君の家に入ると笹木君は今日泊まらせてくれる部屋を案内してくれた。
「2人は今夜はここの部屋使えよ」
案内されたのはホテルの一室みたいなゲストルームで、しかもダブルベッドだ…。
「俺達が使うのか!?男子と女子で部屋分かれるんじゃねぇの!?」
「何でカップル同士で集まってんのに男同士で寝ないといけないんだよ?荷物置いたらリビングルーム来いよ」
笹木君はそう言って出て行った。
「…まさか同室で泊まるなんて思わなかったな」
「笹木君の家本当にすごいね…」
今夜…康太と二人なんだ…。
でも私達はきっと何もないよ…
私達は唖然としながら荷物を置いてリビングへと向かった。