太郎くんとエッチな災難
第11章 えっちなパーティ
「行ってみたいけど…でもカップルしか行けないんでしょ?」
「俺と朱里が付き合えば行けるだろ?」
「え!?」
「好きな奴とかいんの?」
「…康太は!?私とでいいの?」
「全然いいよ、中学の時からずっと仲良くやってこれてんだし朱里が良いなら」
「そうだよね…それじゃ付き合おっか!」
康太は完全にそのパーティに行ってみたい興味本位でそんな提案をしてきたんだろうけど、私はどんな形でも康太と付き合えて嬉しかった。
花には私が康太の事が好きなのは話していて、帰ってから報告をしたら一緒に喜んでくれた。
しかし、お互いに好きと言って付き合い始めたわけではないせいもあって付き合い始めたと言っても前とやってる事は変わらなかった。
「朱里!笹木のパーティ誘ってもらったんだけど今週末行ける?」
「あ…うん!行けるよ!」
元々付き合ったのはそのパーティに参加するのが目的。
もしかしたら…パーティさえ行けたらもういいのかもしれない…。
パーティ自体に興味はあったけど康太と何事もなく関係が終わってしまうんじゃないかと不安でいっぱいになった。