太郎くんとエッチな災難
第12章 カップル遊園地
今日は朱里達とWデートをしていた。
映画館に来たけれど、話題の映画は満席で私達は評判の悪いお客さんの少ない映画を見る事になった。
場内は私達以外に誰もいない。
「混んでる映画よりこっちの方が快適だね!」
「そ、そうかな?」
朱里はいつでもポジティブだ。
席順は須賀君、朱里、私、太郎君の順番に座って映画は始まった。
……評判通り面白くない。
眠くなってきたな。
「ゃーん…康太ぁ…映画館なのにー」
「俺達以外誰もいないし、映画つまんないしいいじゃん」
何か…イチャイチャしてるし。
チラッとみると朱里の肩を組んでる須賀君はその手で朱里の乳首を触っていてキスをし始めていた。
もう…私が隣りにいるのに!
太郎君の方を見るともう爆睡してる…
隣りを気にしない方法としては寝ちゃうか、映画に集中するかだけど。
いつの間にか隣りに座っていた朱里はいなくなっていて、須賀君の膝の上に乗っていた。
朱里達が気になって寝られないし、かと言って映画つまんないし。
地獄の時間となった。