太郎くんとエッチな災難
第12章 カップル遊園地
そりゃあいくらフリとはいえ、キスもえっちもしてるけど…
「あー…わかったよ!やりゃいいんだろ」
すると太郎君は私の肩を掴んで唇を奪った。
「証明OKです!」
不意打ちはドキドキする…
「須賀、よく毎度鮎原に合わせられるな…」
「ははっ!朱里の事すげー好きだから嫌じゃないしな!」
「2人は中学の時から両想いだったんだもんね」
二人が付き合う前朱里が須賀君の事すごく好きだったのは知ってるし、付き合い始めた時は須賀君は自分の事好きじゃないかもしれないなんて悩んでたのが嘘みたいだ。
カップルパフェが来てクジを引く事になった。
「康太!どっちが引く?」
「朱里が引きなよ、ずっと楽しみにしてたんだしさ」
「うん!」
朱里はボックスの中に手を入れてしばらくすると手を出した。
中に入ってる小さいボールの色で賞品が決まるようだ。
朱里が引いたのは金のボールだ。
「あれ?金って何賞?」
「おおぉ!おめでとうございます!1等の温泉旅行が当たりました!」
「うっそ!やったー!康太!温泉旅行行ける!」
「すごい!まさか当たるなんて!」
「それではこちらのカップルもどうぞ!」
「朱里が温泉旅行当てたあとなんて引きにくいよ!太郎君、引いて!」
「いいのか…?俺、こういうの良いの引けた事ねぇよ」
太郎君は渋々ボックスの中に手を入れた。