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太郎くんとエッチな災難

第12章 カップル遊園地




送迎バスの集合場所へと到着した。




バスの前にいたスタッフに名前の確認をされてバスに乗り込むと私達の他に3組のカップルがバスの中にいた。



バスの窓は暗幕のカーテンで閉められている。




なんか…ちょっと怖いかも…。




私達は指定の横並びの席に座った。



「規約通りここからスマートフォンの使用は禁止になりますので、スマートフォンとその他の荷物も回収させていただきます。貴重品はこちらの鍵付きのボックスへ、お薬等必要な物はこちらの袋に入れてお持ちください。荷物とスマートフォンはお帰りの際にお返し致します。」


私達は言われた通りにスマートフォンと荷物をスタッフへ預けた。


「それでは目的地に到着するまでこちらのアイマスクの着用をお願い致します」


かなり徹底してる…。


遊園地の場所も特定出来ないようにしてるんだ。


アイマスクを着けるとスタッフが近くからいなくなって余計に怖くなってくる。


「花…大丈夫か?無理そうなら降りるか?」

「だ、大丈夫…」


すると太郎君は私の手をギュッと握ってくれる。


「何かあっても絶対守ってやるから」

「ありがとう…」


太郎君に手を握ってもらうと安心できた。

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