太郎くんとエッチな災難
第3章 看病
保健室へ行くと骨折の疑いがあって嘉山君は病院へ行く事となった。
「ちょっと!転校生と何があったの?授業始まっても二人で戻ってこないから先生に花が迷子の転校生探しに行ってるって言っておいたのに授業来ないんだもん」
「えっと…そう!それで化学室に向かってる途中で階段から落ちて嘉山君が庇ってくれたの」
「へぇ…あの転校生思ったより優しいじゃん」
「…うん」
嘉山君が戻って来たのはお昼休みになってからだ。
腕にはギプスが…
「嘉山君っ…やっぱり腕…」
「大した事ねぇよ…七瀬のせいじゃないから気にすんな」
「そう言われても…利き手で不自由だろうからサポートする」
「マジで大丈夫だから、今日の俺はマジでついてないから関わるとろくな事にならねぇよ」
また壁を張られてしまった。
怪我してない時ですらみんなから遠ざけられて困ってたのに放っておけない。
「ダメ、手伝わせて!これ私の処女奪った分だから…」
「はっ!?それおかしいだろ…わかったよ、勝手にしろ!でもこれはその分じゃないからな?その分は別!」
チャイムが鳴って私達は席に戻った。