太郎くんとエッチな災難
第3章 看病
「じゃあ…頭から洗おっか」
「あぁ…頼む」
嘉山君は湯船から出てきて浴室の椅子に座った。
嘉山君の前に移動してシャワーを出すと嘉山君は頭を傾けた。
「お湯かけるね?」
頭にお湯をかけてからシャンプーで嘉山君の頭を洗う。
嘉山君とこんな事してるなんて変な感じだなぁ。
「シャンプー流すね」
再びシャワーのお湯を出した時だ。
勢い良く自分に掛かってなんとタオルが取れてしまった。
「わっ!」
嘘でしょ!?嘉山君に裸を…
「見てない!シャンプー目に入ったら痛てぇから何も見てないからな!」
「あぅ…ごめんね…」
多分見られちゃったけど…気遣ってくれた。
私は急いでタオルを巻き直してシャンプーを流した。
気まずくなっちゃった…
続けて嘉山君の体を洗おうとした時だ。
「あー…ちょっと湯船入っていい?」
「え?まだ頭しか洗ってないよ?」
「1回毎に湯船入りたいんだよ!悪いけどこの習慣は変えられねぇから!七瀬、先に自分の洗えよ!壁の方向いとくから」
嘉山君はそう言うと不自然に股間の部分を左手で押さえながら湯船に入った。