太郎くんとエッチな災難
第1章 転校生
最悪のクラス委員になってから1週間が過ぎた。
朝から提出物の回収やクラスに配るプリントのコピーをしたりと本当にやる事多くて嫌になる。
それに男子のクラス委員の笹木(ささき)君は何度怒られても遅刻常習犯で毎朝遅刻か、ギリギリの時間に来るのでほとんど私が委員の仕事やらないといけないはめになっている。
今日も笹木君はギリギリのホームルームギリギリの時間にやって来た。
「笹木君っ…たまには早めに来て欲しいんだけど…」
「ごめんごめん!明日は頑張って来るからさ!」
絶対来ない…
ちょうどチャイムが鳴って席に着くと先生が入ってきた。
「えー引越しの関係で少し遅れてしまったが、転校生を紹介する」
転校生?
「転校生だって!イケメンが良い!」
前の席で仲の良い朱里(アカリ)がそう言ってこっちを向いた。
「どんな人だろうね」
「嘉山(カヤマ)!ほら、入ってきなさい」
先生がドアの方に向かって声を掛けるけど入ってこなく先生はドアの方に戻った。
「アレ!?何処に行った!?」
「…転校生何処か行っちゃったの?」
教室内がザワついた。
「あー…トイレか何処か行ったんだろう!先にホームルーム始めるぞ」
先生はそう言ってホームルームを始めた。