太郎くんとエッチな災難
第6章 王様ゲーム
セックスアリかナシか以前に王様ゲームをしないっていう選択肢はないのかな…?
私は嘉山君の事好きだから嘉山君になら何されても大丈夫だけど…嘉山君は違うと思うし…。
でもみんな王様ゲームする気満々なのに水差すのは…
確かにこんな事するんじゃ彼氏いないのに誘われる訳ないよね。
これさえなかったら楽しかったしまた参加したいって思ってたな…。
「そういう事なら俺達はセックスナシでも構わないよ!どうせゲームの後部屋行ったらヤるし」
「えーっと…じゃあみんないる前だと恥ずかしいから無しで…」
「オッケー」
笹木君と瑠菜ちゃんはゲームの準備を始めた。
すると嘉山君が耳打ちをしてきた。
「…これって乱交みたいな感じだよな?断るか?俺が断るとまた雰囲気壊す事になるから何も言わないようにしてたけど…」
確かにここで嘉山君が断ったらまたギクシャクしてしまうかもしれない。
朱里は私に彼氏出来るの楽しみにしてたんだよね…Wデートとかしたいって言ってたし、折角嘉山君がクラスに打ち解けられそうなのに…
「…嘉山君がこのゲームしても大丈夫なら…この時間だけちょっと我慢しよ?セックスなしなら大したことやらされないと思うし…これからはこの集まり参加しなければ大丈夫だよ」
「いや、俺は問題ねぇよ…七瀬の方が気になるだろ」
「平気だよ…早めに眠くなっちゃう事にしよ」
小声で打ち合わせをしてるとゲームの準備が出来たようだ。