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太郎くんとエッチな災難

第8章 お目覚めエッチ




服を着てリビングルームに行くとデリバリーのお昼ご飯が来ていた。



それに知らない女の子も?
なんかお人形さんみたいにめちゃくちゃ可愛い!



すると瑠菜ちゃんが声を上げた。


「この子読モ仲間の愛ちゃんだよー!昨日のパジャマパーティーの写真SNSにアップしたらお昼食べたら解散するって言ったんだけどお昼だけでも来たいって言うから呼んじゃった!」

「そうなんだ!めっちゃ可愛い!私、朱里!よろしくねー!」

「よろしくー…あ!いたぁ!今日彼に会いたくて来たの!」


愛ちゃんは嘉山君を見るとこっちにやって来て嘉山君の手を握った。


「…は?何で?」

「だってぇ!すっごい好みなんだもんっ!ハーフなんでしょ?瞳の色綺麗っ!身体も大きくて格好良い…」

「ちょっと待って!嘉山君は駄目だから!彼女いるし!」


すかさず朱里が割って入った。
すると愛ちゃんは私の方を見る。


「彼の事譲って?」

「……えっ」



駄目なんて言えなかった。



私と嘉山君は本当は付き合ってないもん。



成り行きで私に付き合わせてるだけで、嘉山君に彼女が出来るチャンスを私が潰せない…


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