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もう一度、君に会えたら

第4章 彼氏

"雪ちゃん""吾郎くん"と呼びあうようになって
"です、ます"も使わなくなって

気がゆるんだ僕。

「カーネリアンって、初めて聞いたよ。
やっぱり僕は、ピンクよりこっちがいいな…」

手をのばして
彼女のブレスレットを触ろうとしたけど

ビクッ!!

と、彼女の身体が収縮して、
急いで手をグーにして引っこめた。

ああ、そうだ。
ここは、喫茶店じゃなかった…。

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