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もう一度、君に会えたら

第1章 再会

駅改札口も人口密度、増し増しで。
どさくさにまぎれてセンパイの手をつかむ。

「見失っちゃうから、離さないでください」

って、はぐれたところで
それぞれ自分で帰れるだろうけど。

そりゃ僕も、好きな人の手を触りたいからね。

「うん!離したら、下敷きになりそう」

僕は手をつなげてドキドキしているのに、センパイは真剣だから、もう。。

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