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もう一度、君に会えたら

第1章 再会

たどり着いた改札口横で、お知らせの貼り紙を確認。
やはり、風の問題らしく弱まり次第、徐行運転と。

「センパイ、どうします?」

「そうねー。バスかタクシーかなぁ?」

「乗り場に長蛇の列ができちゃってますけど、それが一番ですかねー」

そうするしかないかな…。
と、思った僕に名案が降ってきた。

そうだよ!これだよ!
と、僕は飛びつく。

こんな機会、二度とないし!

てことで、僕は説きだす。

「センパイ。これからカラオケ行きましょう!
僕、ずっと聴きたかったんです!
センパイのJAM(バンド名)、すっごくイイって聞いて」

「JAM?
ああ、あのときは喉の調子が神だったのよ」

センパイの追いコン…
幹事の一人だった僕は運悪く、その場に不在で。
あとから同級生に聞いて、めちゃ悔しくて。

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