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第22章 最後の戦い

 ピスティは拳を握りしめて、まずは城の最上階へと向かいました。高みから、少しでも敵の様子を見てみようと思ったのです。
 すると、そこにはレナの姿がありました。
 ピスティに背中を向けて、どうやら窓から外の様子を眺めているようです。
「レナ、どうしたんだい」
 ピスティが尋ねると、レナは振り返って、不安の色を顔に浮かべながら、ぽつりと言いました。
「私も、戦いたい」

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