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スノストによる友情短編

第28章 俺の方向いて?


沈黙の時間、、
それを破ったのは、、

佐久間「、、阿部ちゃん、ごめん。」

佐久間だった。
それに涙を浮かべ謝ってきた。

佐久間「避けちゃってごめんっ、!ごめんなさいっ、、!」

必死に頭を下げて謝ってくる佐久間。

阿部「、、んん、、俺は、謝って欲しいとかじゃないんだ、、なんで、俺を避けてたのかなって、、」

自然と涙もおさまり、、1番聞きたかったことを聞いた。

佐久間「、、それは、、」

佐久間は、言葉をつまらせた。
でも、、俺はずっと待ってみた。佐久間の口からちゃんと聞きたかったから。

佐久間「、、、阿部ちゃんのことが、、好き、、だから。」

小さい声で、何言ってるか正直聞こえなかったけど、、確かに聞こえた言葉は『好き』だった。

佐久間「阿部ちゃんのこと考えてるとね?好きっていう感情がバレちゃうんじゃないかなって、、一緒にいると俺、ドキドキしちゃってさ、、一度距離を置いてみようと思ったの。」

阿部「、佐久間、、」

佐久間「でも、、急にごめん。俺の軽率な行動で阿部ちゃんを困らせて、、悲しくさせちゃった。ごめんなさい、、」

改めて謝ってくる佐久間。
俺は立ち上がり、、

阿部「、、佐久間。」

佐久間「、、、、」

俺は何も言わずに佐久間を抱きしめた。

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