
スノストによる友情短編
第61章 守るもの
佐久間「、、ふふ、ねぇ、覚えてる?小さい時、亮平が熱ばかり出してたとき。」
阿部「あー、、俺体弱かったもんね、笑笑」
佐久間「俺さ、いっつも亮平のところに内緒で行ってさ、、」
阿部「ご主人様によく怒られたよね、笑笑」
執事専用の部屋に遊びに行くといっつも、お前が行くところではないってお父さんに怒られた。
佐久間「だって、ほっとけないんだもん、、それほど、亮平の存在は大きいってこと。」
阿部「、、ふふ、^_^ありがとう、、、あっ、もう時間だよ。」
佐久間「うん、」
俺は立ち上がり、、スーツのジャケットを着た。
すると、、何かポケットに違和感を感じた。
佐久間「、、ん、これ、、、」
中には、、一つのリング。
見たことないし、、俺のじゃない。
そしたら、、
阿部「、、俺からプレゼント。お守りとしてもらってよ。」
佐久間「え、、?」
阿部「どんなに壁を乗り越えられなくても、、俺たちはそれで繋がっていることができる。」
佐久間「亮平、、、」
阿部「これで、“今”は我慢してくれる?」
佐久間「いま、は、?」
阿部「そう、今は。」
今はっていう言葉に引っかかった。
だけど、、亮平のことだ。ちゃんと意味があることだと思う。
