
スノストによる友情短編
第61章 守るもの
『佐久間大介様へ。
黙っててごめんなさい。
僕、阿部亮平は本日持って大介様の執事を辞めさせていただきました。勝手なことをしてしまい、すみません。大介様と一緒に過ごせたこと、とても楽しかったですし、幸せでした。
ずっと一緒にいるって言ったのにごめんね、?
俺、大介と一緒に過ごしたい気持ち、これは変わらないよ。俺に少し時間が欲しいんだ。何ヶ月、何年になるかわからない。でも、、ちゃんとお前を迎えに行くから。だから、、待ってて欲しい。
勝手な行動して本当にごめんね、、
愛してるよ、大介。 阿部亮平』
俺は、涙を流した。
佐久間「亮平っ、、泣、、勝手すぎる、、黙っていなくなるなよ、、泣」
「、、亮平くん、1年ほど前から決めてたことなんだ。大介には、辞めた後に報告して欲しいという強いお願いだったんだよ。」
佐久間「、、りょーへい、、泣」
俺は膝から力が抜けて、、座り込んだ。そして、思いっきり泣いた。
父さんに仕えている執事、つまり亮平の父親。
「、、大介様。亮平が勝手なことしてしまい、すみません。」
佐久間「、、グスッ泣」
「、、これ、亮平から預かっております。」
そう言われ渡されたのは、小さい時に集めた共通の宝箱。亮平がずっと持っててくれたんだ、、
