
スノストによる友情短編
第61章 守るもの
重たい足を運び部屋の中に入る。
朝とは違う雰囲気。
佐久間「、、亮平、、」
たぶん、亮平が最後に俺の部屋を綺麗にしてくれたみたい。
ベッドの上に座り手に持った宝箱の中を確認した。
お互い好きなものとか全く違い、、でも違うからこそ楽しめることもあって、、お互い知っていくのが楽しかった。
佐久間「、、ふふ、、懐かしいなぁ、、」
好きだったものがたくさん詰まっている宝箱。
思い出していく中また涙が止まらない。
佐久間「、、ん、、これ、、」
中に見たことのない紙が入っていた。
そこに書かれていたものは、、
『大介の好きなところ』
、、え、?
亮平の字でズラーっと書いてある。
そして、最後に、、
『、、、いつかきっとこの夢は叶える。大介と一緒に』
それは、死ぬまで一緒にいたいという夢
佐久間「、、ばかっ。叶えてやったのに、、なんで、、」
俺だって同じ気持ちなのに、、勝手に居なくなりやがって、、
そして宝箱ともう一つ、、ベット上に並べられていたぬいぐるみ二つ。
佐久間「、、これ、亮平の、、」
俺と亮平が小さい時に大切にしていたぬいぐるみ。
父さんが俺たちのために買ってきてくれたもので服の色が違うお揃いのぬいぐるみ。
