❇️片暉の残照❇️
第6章 植物園と銀の狼
「///甘い――――甘いミラン?!そ、それは///凄いです!この図鑑にもない!」
私は、図鑑をザジに見せた!
「あぁ、その図鑑の発行時には、まだ出来てなかったからな――――…って、その図鑑…最新版じゃないか!発行部数が少なかったのに…よく手に入れられたな?マジでお姫様かよ!」
「ザジったら――――私、お姫様様じゃないわよ?」
ザジの言葉に訂正をするも、疑いの眼差しのザジに笑ってしまう。
「テイス様――――そのようなお姿!」
「少しの間だけ!ね?誰もいないし…ニコル?目をつぶって?」
「なら――――男性陣は皆さん目を閉じる――――と、言う条件なら!」
すると、私のそばにいた、リンデルさん、ザジにキロが「――――え?」と、焦った顔をした。