❇️片暉の残照❇️
第6章 植物園と銀の狼
「あ――――…それは仕事に支障が出ますね~、あっ!良かったら作業服をお貸ししますか?」
「///えっ、いいんですか?」
「///えっ!テイス様?ちょっ…ちょっと!?」
ニコルが焦っている間に私はリンデルさんの後に続きスタッフルームへと向かった。
「――――この、服にお着替えください、それと、髪を束ねて……ぁ…その眼帯は…」
髪とヘッドキャップのレースで隠していた眼帯を見て、リンデルさんが一瞬怯む――――。
「あっ――――…ヘヘヘ…幼いときに怪我をして…左目に傷があるのです……」
「申し訳ない――――…私は失礼な態度を取ってしまってはいなかったですか?」
リンデルさんは怯んだ事を隠す事なく私に謝る。