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❇️片暉の残照❇️

第6章 植物園と銀の狼


「おーい!倒された苗木を…引っこ抜くから手伝ってくれ!」


荒らされた場所で作業をしていた先輩弟子が私たちな話しかける。


「ほら、急いで片付けよう!誰が来るかわからん!」


「はっ、はい!」


私は、バケツとスコップを手に先輩の後に続く!


それからは、荒らされた場所で折れた苗木をを回収したり土を掘り起こしたりと…泥まみれになりながら手入れをした。


すると――――ホール入り口から何やら声が聞こえた。


「――――信じられませんわ!午後からお茶会をここですると言ってあったでしょ!なのに――――!植物園が整備されていないって!どういう事!」


「も、申し訳ございません……。しかし、開催日は明日と聞いておりましたが――――」


ホールに入ってきたのは真っ赤なドレスに身を包んだ赤毛の女性とその侍女たち――――。


頭をペコペコと下げながら、ここの管理をしている役職の者がホールに入れたくないのか前をウロチョロしている。


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