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❇️片暉の残照❇️

第8章 成祝の義とスノーフェアリー


「でも、無事に成祝が行えて良かったわ!ティアナもきっと喜んでるわ…。本当におめでとう」


お母様は私の手をとり微笑んだ――――…。


「///ありがとうございます」



「次は社交界デビューだな!大丈夫――――はじめての社交界は俺がエスコートするから」


「なっ――――パパじゃないのか?」


成祝を終えたばかりなのに、もう社交界の話をし始めたお兄様とお父様に呆れた顔を見せるお母様――――、穏やかな時間がやっと家族を包み込む。


本当に…良かった――――。


少し…怖い思いもしたが…今はこの雰囲気を楽しみたい。




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