❇️片暉の残照❇️
第10章 嫉妬の代償
「お前――――誰だ!」
「こいつ!何故にテイス様の髪を!?」
私にぶつかった人はすぐに、サンドラ様とキロ――――そして、サンドラ様の従者たちに取り押さえられ、辺りは騒然となった!
「放せ!うるせぇ――――片目の化け物が黄金色を纏わせてんじゃねぇ!これは天罰だ――――!化け物!化け物!片目の悪魔!」
――――化け物…片目の…悪魔…
耳に飛び込んできた…悪意ある言葉に私は…自分が“化け物”だったことを…
思い知らさせる!
足元が――――崩れていく…
私は…店主がくれたサンドイッチを床に落とし――――…
気を失った!