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❇️片暉の残照❇️

第11章 奇跡の王


「それに――――短い髪もとても似合っているよ…テイスはどんな髪型にしても似合ってしまうんだな!驚きだ!」


お兄様が誉めるから凄く照れてしまう!


照れ隠しに、髪を指でくるくるしても…すぐに指から離れてしまう感覚はまだなれないが…そのうちこの長さにもなれると思う。



「お父様…ここ…王宮だって――――…聞いたんだけど…///私がいていい場所じゃないよね?早く…お屋敷に帰らないと…///あっ、でも――――サンドラ様にお礼を言わないとだし…///あと…ロミ様にも…」


王族でもないのに…長居をしてられないと思い、私はソワソワとする。



「テイス――――落ち着け、医師の診断で2・3日は安静にって事だ…それに――――騒動の件が落ち着くまでここに滞在するように…と、ロミにもサンドラ様にも言われているんだ!」




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