❇️片暉の残照❇️
第11章 奇跡の王
部屋をでると、私は早速キョロキョロと辺りを見てしまう!
「///ご…豪華過ぎない?」
「テイス様見すぎです!自重してください!」
ニコルに注意されても、廊下の装飾品に目を奪われ怯えてしまう!
「こ…壊したら――――ど~しよう」
ビクビクしながらニコルとキロを両脇に挟み私は歩くも…フカフカな絨毯に足を取られそうになる!
と、慌てた様子でこちらに走ってくる人に目が向いた。
「テイス――――!良かった、まだ部屋の前で!」
「お兄様!」
それは、大胆に豪華な廊下を走るお兄様だった!
「散歩に出ると聞いて――――…良かったら、俺の仕事場にでも招待しようかと思ってな!」
「///え!?いいのですか?!」