❇️片暉の残照❇️
第12章 お茶会と緊張の挨拶
パタン――――と、サンドラ様が出ていった扉を見つめ…呆気に取られていると……キロが、「テイス様?!」と、声をかけてきた!
「あっ///はい!あっ、あ~…サンドラ様…は…ダンスの忠告をしに来たのでしょうか…?」
「「さぁ…」」
私の質問に、同じく意味が分からなかったキロとニコルも変な返事を私に返す。
「///し、しかし――――…サンドラ様の助言はあながち間違いではないのでは?」
ハッと、我に返ったキロが私に向かい困った顔を見せる。
「た…確かに――――、所作も大事だけど……ダンスは大事…よね…」
何度か屋敷で練習はしたものの……お世辞にも上手と言いがたい私の動きは、キロもニコルも知っている。